エアコンの電気代は1年でいくらかかる?
最近では熱中症の予防として、室内でもエアコンを使用することが推奨されています。確かに、熱中症になるのは生命に関わることでもあるので、できるだけ必要な場面では使っていきたいところです。しかし、気になるのは電気代ですよね。夏や冬などエアコンを稼働する頻度が高まる季節には、特に意識する部分でしょう。では、1年間エアコンを使用した場合の電気代はどれほどなのでしょうか。今回はその疑問に答えていきます。
エアコンの電気代は1年でどれぐらい掛かる?
それでは、エアコンを1年間使用した際の電気代を算出していきましょう。これから紹介するデータは、「日本冷凍空調工業会」が算出した統計を元に行います。当然ではありますが、使用している環境や電力会社などの料金設定などによって電気代は異なりますので、あくまで平均値としてみてください。
日本冷凍空調工業会が公表している家庭用エアコンの期間消費電力量は2017年のデータでは、「821kWh」となっています。(https://www.jraia.or.jp/product/home_aircon/e_energy_consumption.html 参照)
これに一般的な電力会社の電気料金「約27円」をかけ合わせることによって、1年間の電気代が算出されます。
・エアコンの電気代(1年間)
→「821kWh×27=22,167円」
このような結果となります。大体一ヶ月当たり約1850円という額になります。平均的な使用量でこれぐらいの電気代となります。これを基準にご家庭でのエアコンの使い方を検討してみてください。
エアコンの能力と部屋の広さとの関係
エアコンの冷房(暖房)能力よりも実際に使用する部屋が広い時には、電気の使用量が多くなり電気代が高くなってしますので注意が必要です。
エアコンを設置する際には、建物が木造か鉄筋か、何畳の広さなのかを確認して適切な能力のエアコンを選ぶことが大切です。
また、天井の高さや窓の数によっても求められるエアコンの能力は変わりますので、適切なエアコン能力がわからない場合には家電販売店や空調の専門店に相談されると良いでしょう。
エアコンの状態によって電気代が変わる!?
当然ながら使用環境などでこの数値は異なります。特に、エアコンの内部やフィルターなどが汚れている場合、効率的な稼働が難しくなり余計な電気代がかかってしまいます。
そのため、定期的なエアコンのお手入れはもちろんですが、必要であれば「エアコンクリーニング」や「エアコン修理」などのサービスを受けてみることもおすすめします。
まとめ
実際にエアコンに掛かる電気代は使い方や環境、エアコンの状態によっても異なります。
ただ、平均的な電気代を知っておくことで、お家のエアコンに掛かっている電気代が高いか安いかの目安になると思います。
また、お部屋の環境を色々と工夫したりエアコンをこまめにお手入れすることで電気代を安くすることも出来ます。
生活に欠かせない家電だからこそ、余計な電気代が掛からないように上手に使っていきたいものですね。