

エアコンの電気代は1年でいくらかかる?
最近では熱中症の予防として、室内でもエアコンを使用することが推奨されています。確かに、熱中症になるのは生命に関わることでもあるので、できるだけ必要な場面では使っていきたいところです。しかし、気になるのは電気代ですよね。夏や冬などエアコンを稼働する頻度が高まる季節には、特に意識する部分でしょう。では、1年間エアコンを使用した場合の電気代はどれほどなのでしょうか。今回はその疑問に答えていきます。 エアコンの電気代は1年でどれぐらい掛かる? それでは、エアコンを1年間使用した際の電気代を算出していきましょう。これから紹介するデータは、「日本冷凍空調工業会」が算出した統計を元に行います。当然ではありますが、使用している環境や電力会社などの料金設定などによって電気代は異なりますので、あくまで平均値としてみてください。 日本冷凍空調工業会が公表している家庭用エアコンの期間消費電力量は2017年のデータでは、「821kWh」となっています。(https://www.jraia.or.jp/product/home_aircon/e_energy_consump


市販スプレーでエアコン掃除を自分でやった結果【失敗談】
この度、一般の方から次のような実体験を投稿していただきました。 ひとつの事例としてご参考までに紹介いたします。 自分でエアコンクリーニング! 夏が近づいてきたため、エアコンのクリーニングをすることに決めました。 ネットでエアコンクリーニングを調べると沢山の情報やクリーニング業者さんが出てきました。 でも「業者さんに頼む料金がもったいないな」と思い自分でやってみることにしました。 フィルターだけではなくエアコン内部まで掃除をしたかったので、ホームセンターで見つけた「エアコン洗浄スプレー」を試してみることにしました。 初めて使用するのでスプレー缶に書いてある説明をきちんと読み、説明書きの通りにエアコンのフィンにエアコン洗浄スプレーを吹き付けました。フィンは熱交換器とも呼ばれるエアコンのフィルターの奥にある金属板の部分のことです。スプレーはとても勢いよく出て来て、汚れがよく落ちそうな感じがしました。 使用したエアコン洗浄スプレーは、吹き付けてから少し時間を置くと洗浄剤によって落とされた内部の汚れが配水管から出て来るものでした。 しばらくの間、汚れが出て


エアコンの快適な設定温度は何度?
環境省はエアコンの設置温度は「夏場の冷房で28℃、冬場の暖房で20℃を目安に」としています。 とはいえ実際に体感で快適と感じる温度は、夏場は26~27℃、冬場は20~22℃とされています。 ですが、時期や日によってはその温度でも暑い(寒い)と感じることもあります。 適正温度に設定しているはずなのに、暑い(寒い)と感じる場合、なにが原因なのでしょうか。 湿度が高すぎる(低すぎる) 同じ室温でも、湿度によって体感温度が異なります。夏であれば湿度の低い方が涼しく感じ、冬であれば湿度の高い方が暖かく感じます。 そのため、設置した温度にしても、湿度によって暑く(寒く)感じてしまいます。 夏場であればエアコンの除湿機能もうまく使って湿度を下げる、冬場であれば加湿器を併用して湿度を上げると良いでしょう。 風向が合っていない 大抵のエアコンにはエアコンの風向きを上下左右調整できるようになっています。 上下の風向を夏は上向き、冬は下向きにすることでお部屋全体に冷気(暖気)が行き届きます。 この設定が逆になっていると、同じ室内でも温度にムラが出来てしまいます。 また


自分で出来る簡単なエアコンのお手入れ
エアコンのお手入れはどのようにすれば良いのでしょうか? ご自分で出来る範囲のお手入れ方法を「エアコンのプロ」がご紹介します。 (このページでは自動お掃除機能(自動フィルターお掃除機能)が付いていないエアコンのお手入れを紹介しています。) エアコンのお手入れをしないとどうなるの? エアコンのお手入れをしないとカビの増殖を早めることや、効きが悪くなり余計な電気代が掛かることになってしまいます。 取扱説明書を読む 取扱説明書にはお手入れの方法が記載されています。 出来れば、最初に取扱説明書を読むことをオススメします。 もし、お手元にない場合にはメーカーのホームページなどから閲覧やダウンロードも出来ます。 ※機種によっては出来ないものもあります。 エアフィルターのお手入れ 空気の吸い込み口についているホコリをキャッチするための「エアーフィルター」 ほとんどのエアコンに付いていて、取外してお手入れ出来るようになっている部品です。 エアフィルターをお手入れせずにいるとホコリで詰まってしまいます。 そうなると、エアコンが空気をうまく吸えなくなってしまい効率が悪


エアコンのカビが身体に及ぼす危険な影響
エアコンの中はカビにとっては「天国」といってもおかしくないほどカビにとって最適な場所。 しかし、カビと一口に言ってもカビの種類は8万種以上とも言われています。 では、エアコンに発生するカビはどんな種類で、それが人にどんな影響を与えるのでしょうか? エアコンに生息する主なカビ 様々なカビがありますが、主に以下5種類のカビが確認されます。 ・クラドスポリウム(クロカビ) ・ペニシリウム ・トリコスポロン ・アルテルナリア(ススカビ) ・アスペルギルス それぞれのカビによる健康被害はあるのでしょうか? ・クラドスポリウム(クロカビ) エアコンに最も多く発生するカビで、ファンや吹き出し口などに付着し固まる黒いカビです。 喘息やアレルギーの原因になると言われています。 ・ペニシリウム 乾燥に強く、種類にもよりますが肝臓がんや肝硬変等を引き起こすこともあると言われています。 ・トリコスポロン アレルギー性の肺炎「夏型過敏性肺臓炎」の原因にと言われています。 ・アルテルナリア(ススカビ) アレルギー性鼻炎や気管支ぜん息の原因、また骨髄炎やがんの原因にもなると言


エアコンにカビが発生する主な二つの原因
エアコンにはカビが発生する!ということは今では多くの人が知っているとと思います。 では、「どうしてエアコンにカビが発生するのか?」 さらに「どのぐらい使用したらカビが発生するの?」 今回はそんな疑問についてまとめてみました。 一つ目の大きな原因「湿度」 冷房・除湿運転を行っているエアコン内部には常に水分が溜まります。 その為、エアコン内部の湿度は90%以上にもなると言われています。 エアコン内部には水分がたっぷり! カビは湿度70%以上で繁殖すると言われています。 その為、湿度が90%以上になるエアコンの中はカビにとって絶好の湿度があるということです。 二つ目の大きな原因「ホコリ」 さらにエアコンは室内の空気を大量に吸い込みます。 その時、空気中にあるホコリも一緒に吸い込んでしまいます。 室内のホコリ1g当たり10万から100万個のカビが検出されるそうです。参照:衛生微生物研究センター カビQ&A エアコンの吸い込み力はとても強い為、 空気中のホコリを吸い込んでしまいます。 ≪画像≫ エアコン内部のホコリ(右) フィルターに付着したホコリ(左)